製菓男子。
...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...
営業時間は六時までなのだけれど、今日も四時すぎくらいで閉店することになった。
がらんどうになった商品籠たちはすべてひっくり返されて、明日のための眠りにつく。
掃除を終えたあと、雨が降り出した。
雨の音がせせらぎのようにキラキラ光って聞える。
「よく降るね」
「でもわたし、雨はきらいじゃないですよ」
レジの中台にはノートパソコンが置いてある、椅子に座ってそれを打つ塩谷さんは職人から実業家の顔になっている。
眼鏡をかけているせいで、そう見えるのかもしれないけれど。
「送っていこうか?」
「置きっぱなしの傘があるので、大丈夫です」
「大丈夫って、顔してないけど?」
思わず自分の頬に触れる。
(わたしそんなに、わかりやすい顔しているのかな?)
営業時間は六時までなのだけれど、今日も四時すぎくらいで閉店することになった。
がらんどうになった商品籠たちはすべてひっくり返されて、明日のための眠りにつく。
掃除を終えたあと、雨が降り出した。
雨の音がせせらぎのようにキラキラ光って聞える。
「よく降るね」
「でもわたし、雨はきらいじゃないですよ」
レジの中台にはノートパソコンが置いてある、椅子に座ってそれを打つ塩谷さんは職人から実業家の顔になっている。
眼鏡をかけているせいで、そう見えるのかもしれないけれど。
「送っていこうか?」
「置きっぱなしの傘があるので、大丈夫です」
「大丈夫って、顔してないけど?」
思わず自分の頬に触れる。
(わたしそんなに、わかりやすい顔しているのかな?)