主人公の心理描写が丁寧で好きです。
これは良い作品だわと思いながら読み進めましたが、物語に散りばめられた伏線(たとえば兄のヒロインに対する屈折した想い、製菓店に頻繁に来る荒川の想い。彼もヒロインに好意あるように見えます)の行く末、やっと信じられる相手を、信じたい相手を見つけた彼女の成長や変化、能力とどう向き合うのかが描かれる前に完結してしまってるんですよねー。それが残念だったので☆ひとつ減らしちゃいました。そこまで描こうとしたらいまの倍のページ数が必要になると思いますが、どれも物語を面白くするエピソードに見えたのでいつか描いてほしいなと期待してます!