アラサー女子
いつも会社のみんなと行くような店とは違い、お洒落なバーだった。
いつもと雰囲気が違うから、凄く緊張した。
話に聞くと、週1ぐらいで飲みに来ていると大倉さんが言った。

『お待たせしました』

出てきたのは、桜色の甘めな可愛らしいカクテルだった。私は、初めだったのでお薦めのカクテルをお願いした。
大倉さんは、辛口のカクテルを頼んでいた。

『お疲れ様です』

私たちは乾杯をした。

『この前の事だけど…』

『はい』

『本当に何もないから、安心して。』

『はい、わかっています』

私は、言った。

会社ではあまり話さない話をたくさんこの日はした。
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