アラサー女子
『やっぱり元山。俺じゃダメか?』

大倉さんが、私に抱き付いた。

『好きだ。もう、元山を仕事だけの関係でいられない』

大倉さんは言った。私は、その質問になにも言えず固まっていた。

『それ以上に見れないのは分かっている…今だけこうさせてくれ』

さっきより更に強く体を抱き締められた。
そして、大倉さんは寝ていた。

私は、起きないように横に寝かした。

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