アラサー女子
『いただきます』

『どうぞ。召し上がれ』

その日夜、私は手伝いのお礼にご飯をおごってもらった。二人でご飯にいくのは、ラーメンをおごってもらった以来だった。

『居酒屋でよかったの?』

『はい、私意外に好きなんで』

いつもうちの課の飲み会で使っているお店を私は選んだ。
あーでもない、こうでもないと言いながら、私のお酒も進んでいった。
本当は飲む予定がなかったが、明日休みだからと大倉さんが勧めてきたので飲んでしまった。
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