アラサー女子
美津穂は手帳にさつき連絡があった内容を書いていた。付き合いはじめて半年。
やっぱり美津穂は、仕事が好きなんだと思う。一緒に仕事をしていた頃から、楽しそうな美津穂の顔を見ていた。

『なに?難しい顔して』

『いやぁ別に』

知らないうちに難しい顔していた。今の仕事を楽しんでいる美津穂に、仕事辞めて大阪に来てほしいと言っていいのか思った。

『ずっと思ったんだけど、なんか私に隠している?会ってからずっと難しい顔しているよ』

『えぇ?そんな顔していた?』

プロポーズをどのタイミングでしょうかと思い悩んで、知らないうちに美津穂に心配をかけていた。
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