Different Love

Different Love





どれくらい泣いたかな。



大雨のなか、
私はずーっと泣いてた





「・・・ひより!」



最初は幻聴かと思った



でも、確かにその声は


「・・・・・・純。」




「ばか!風邪引くだろ」



また、ばかって言われた・・・



純は自分の学ランを脱いで
私にかぶせた




「・・・ありが・・・っ!」



純に強引に抱きしめられた


「純っ、わたし濡れてる・・・」





私の言葉を無視して
さらに力を強める





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