Different Love
今日の智史くんは
優し過ぎる。
かっこよすぎる。
ぽーっと智史くんに見とれてると
視界が暗くなった
・・・智史くんに、
抱きしめられたから。
「・・・智史、くん」
「初めて会ったとき。お前靴脱いでた。
今までの女子は、土足で武道場に上がり込んで
キャーキャー騒ぐだけ。」
そしてまた、
私の髪をなでる。
私は涙が止まらない。
「だから、すっげー嬉しくてさ。
そっからずっと愛美のこと目で追い掛けてて。
お前モテるし、なんか取られたくねぇな、って思って告白した。
そしたら、お前すっげえ笑顔で
返事するからさ。」