Different Love



「・・・いや、いい」


「えー!!」


「暗いの別に慣れてるし。じゃあね」




田畠の誘いを断って
一人で出口に向かう。



なんなんだあいつは。


ホントに小動物みたい。



断っただけで
悲しそうな顔をした田畠




・・・田畠が私に好意を持ってるのは知ってる。



でもわたしは、
そんなことよくわからない



だから、気づかないふりをしている。




真っ暗な中一人で歩く。


「街灯が・・・」


いつもは付いている街灯が今日は付いていない



電球が切れている。





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