Different Love
だから、ホントにホントに真っ暗
「・・・ありえない」
・・・本当は
暗いところが苦手な私。
田畠の前だから
強がってしまった。
・・・なんであいつの前で。
考えると、思い浮かぶ
田畠の顔
ケータイのライトを照らしながら
ゆっくり歩く
ドンッ
「きゃっ・・・」
暗闇のなか誰かにぶつかった
「くるみちゃん・・・」
「え?だっ、だれっ・・・」
目の前には
見知らぬおじさん
肩を掴まれて
動けなくなる。