ミリオンラバー
「何だよ!講師って!聞いてねーよ!」

「だーかーらーちゃんと言ったもん。美月さんに教えて貰うって」

「アバウトに言い過ぎだろ!分かるか!」

小暮の不機嫌な理由はこれだった。

「もう。何がいけないの?美月さんに教えてもらうんであって、小暮君には関係ないじゃん」

柚羽は最後のプリントをホッチキスでパチンと止めた。

「お!しおり完成した?」

やってきたのは光本だった。



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