ミリオンラバー
「さすがね小手川君。その通りよ!私の予想だとこれがもらえるのよ」

と言ってルリ子は親指と人差し指をくっつけて小さな丸を作った。

要するに金だ。

「金!?マジで!?おい!やろうぜ!皆!」

お祭り男光本は俄然やる気になった。

「えー!?唐揚げはどうするの?」

私の胃袋作戦も!柚羽はもちろん反対した。

が、胃袋作戦なんて柚羽にしか関係のない話だ。

世の中金に勝る物はないということか。

唐揚げを売りながら劇をする。ルリ子の案に決定した。

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