太陽と夜に舞う月 前編
ーー よかった!!じゃ学校で^o^ ーー
確認して電源をきる。基本メールとか嫌い。めんどくさい。
メールによって遮られていた準備を全て終え家を出た。
徒歩20分のところに元男子校の私の通う高校はある。今日から新しいクラス。
校門でもわかる人だかりに近づくと
「く、黒部さんだ!!おい皆どけ!!」
男生徒の誰かが叫ぶと周囲のざわつきが黄色い声に変わる。
「きゃーー///////月詠様よ!!今日もキレイー////」
「相変わらずの美しさ!!」
「同じクラスになりたい////」
「あれが///噂の黒部先輩//」
様々な声が行き交う中一人の女生徒が近寄ってきた。
「月詠!おはよ!!」
「香奈おはよニコッ」