会いたい



「そういえば」


チャイムが鳴って教室に戻ろうとした時、和馬か私を呼び止めた。


「うん?」


「明日、転校生来るんだってな」


あー、そういえば、誰かか、言ってたような…。

「みたいだねー」

「噂だけど、スッゲーカッコいいんだって。」

「へぇー…。何で??」


私が聞くと和馬は少し黙った。

「…?」


「そいつ、未菜のクラスだから…」



知ってる…よ?
和馬は少し同様した様だった。


「未菜はキャーとか言わないよな?」


え?

そんな事?



「言わないよ、私だよ?」

私が言うと、
そうだな…、そう呟いて、

「じゃあ…」


そう言って別れた。






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