キライ、キライ、ダイキライ。
「あんたさー、まじでオレがあまりにもイケメンだからってさ?急に倒れないでくれない?」
「……は?」
「たしかにオレめっちゃイケメンだしさ見惚れるのもわかるけど、さすがに倒れるのは…」
…この人……
何なの?
「あんた、転入生だったんだって?まぁ初めてオレ見たら見惚れる気持ちもわかんなくはないけどな。」
自信満々の笑顔を浮かべながら椅子に座るオトコ。
「でもごめん、あんたはない。」
「…ない……とは…?」
なにが無いんだろう。
「だから…あんたはムリ。」
…は?