今日の放課後に。

相馬くん…

ここで私は一つ意地悪なことを思いついた。

相馬くんに絶大な想いを寄せる女の子、真白瑠奈。

もし、私が相馬くんと同じ部活だったら、彼女はどんな顔をするだろう。

ただでさえウザい女が大好きな相馬くんと同じ部活だったら。

「月岡くん」

「うん?」

「私、その部活入るよ」

「本当!?」

月岡くんが目を輝かせた。

「ありがとー!一生感謝するよ!小宮さん!」

「ふふっ、大げさだよ」

小宮くんが嬉しそうなので、こちらも嬉しくなった。
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