ほしくず

胸の痛み



バイトを始めて2日後、あたしはいつものように帰る準備をしていた。



「ねぇ、奈々?奈々ってあの人と付き合ってるんだよね?」




優里が準備をしているあたしに聞いてきた。



あの人とはきっと竜のことだろう。



「う、うん。」




付き合ってるかどうかは分かんないけど、竜はあたしの事を自分の女って言ってたから、そう答えた方が良いだろう。




「そっか…。奈々気を付けた方が良いよ?」




「どうして?」



「だって、奈々の彼氏、二股してるかも。」





「え?」





二股?








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