ほしくず
意識
倉庫に着くと春馬達が既に幹部部屋に居て、談笑していた。
「あ、奈々ちゃんお帰りー!」
春馬はニコニコとあたしに近寄ってきて、手を差し出してきた。
「え?」
「頂戴ね!」
?
何を?
「おい、春馬。ちゃんと言わないから奈々ちゃん困ってるよ。」
友樹が春馬の頭をベシッと叩いた。
「痛っ!あのね、奈々ちゃん。バレンタインさ、俺にチョコ頂戴!」
「チョコを?欲しいの?」
「うん!」
でも、春馬って絶対モテるよね?
バレンタインもきっと大量に貰えると思うんだけど………。
「良いよ。あたしので良ければ。」
「やった!」
春馬は凄い喜んで、しばらく幹部部屋を走り回っていた。