ほしくず
「あとは冷蔵庫に入れるだけね。」
「今日はありがとうございました。」
「いいんだよ、別に。なんたって、奈々が竜に渡すんでしょ?竜の反応が見ものだな。」
みくはそう言って悪戯っ子の顔をしていた。
「よし、これでOK!後はラッピングするだけ。」
このチョコは人生初のバレンタインチョコ。
凄い緊張する。
「おっ、もうすぐ竜が来るな。」
日菜子さんが待ちきれないといった顔で、時計を見つめていた。
そんなに竜の反応が面白いのかな。