ほしくず


「りゅ、う…。」



一瞬唇が離れたときに息を沢山吸い込む。

じゃないと、窒息死しちゃう。



「やべ、止まんねぇ」




えっ!!!



「ちょっ、やっ、全力で止めてよ!」



唇が離れたと思ったら、服に手をかける竜。


それを全力で阻止するあたし。



「ちっ。」


「ここ、車だし、それに今、暴走中なんでしょ?」



息を軽く整えながら、竜を説得する。



「ちっ。」



どうやら分かってくれたよう。
竜がここまで変態だとは思わなかった。

竜はあたしとヤりたいって思ってるのかな。
こんなキタナイあたしを、抱いてくれるのかな。






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