ほしくず
けど、あたしの体や脳、神経はその痛みに慣れたのか、最近は痛いって思うことが無くなった。





そんなあたしもおかしいのだろうか。





「奈々…、俺を見捨てるのか?裏切るのか?」





首をなんとか横に振ると彼は手を離した。




「ハァ…ハァ…」




酸素をたくさん吸って、へなへなと座り込んでしまうあたし。





彼は、寂しがり屋。




あたしが自分の目の前から消えることを恐れている。





毎日あたしを抱いて、




身体の関係をもち、





彼氏、彼女という、とにかく繋がりを持とうとしている。









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