ほしくず
「ごめん....。学校だろ?送ってくよ。」




「…うん。」





パジャマから制服に着替えて準備はする。






学校は棟磨が居ない自由な世界。





友達も居る。





部屋を出てリビングに入ると棟磨がこっちに来て




ふわっとあたしを抱き締めた。





「どうしたの?」



「いや、なんでもない。行くぞ。」





彼は突然優しくなる。



さっきまであたしを殺そうとしたのに…






それは何回もある。




きっと、薬のせい。




けど、あたしは何も害がない。








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