ほしくず

バイト




月曜日。
学校帰りにコンビニに寄って貰い、バイト雑誌をこっそり持って帰った。





「何があるかなー。」





さっそく読んでみると、沢山バイトが載っていた。





「ん~。これかなぁ。」





その中から出来そうなものに印をつけた。





「何やってんの?」




「うわっ!」





いきなり声をかけられて、びっくりするあたしをクスクス笑う港。





「もう、急に声かけないでよ。びっくりしたじゃん。」




「期待通りの反応だったねぇ。姫は相変わらず可愛い。で、何してんの?」




相変わらずの緩い喋り方と眩しい金髪。



「バイト探し。」




「へぇ。竜ちゃんは知ってんの?」




「知らないよ。」





何で竜?









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