ほしくず


「竜ちゃん、きっと許してくれないよ。」



「え?なんで!?」




てか、許可なくても良いじゃん。

あ、でも誰か付いてもらわないと外出出来ないかも………。






「そりゃあ、色々だよ。」





「色々って?」





「ん~。内緒。」





耳元でそう囁かれ、ゾクッとなる。




「じゃあねぇ。」





それだけ言うと港は手をヒラヒラ振って幹部部屋を出ていった。










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