ほしくず
「じゃあ、明日からよろしくね。」
「はい!こちらこそ、よろしくお願いします!!」
「奈々ちゃん、またね。学校であったらお喋りしようね。」
「はい、梨理香先輩。」
「奈々、またね。」
「うん、またね。みく。」
「奈々ちゃん、明日会いましょうね。」
「はい、絵莉子さん。」
それぞれ挨拶して、竜と店を出る。
「竜、頼んだわよ。ちゃんと奈々ちゃんを連れて帰るのよ。」
「ああ。分かってる。」
竜はそう言うと、店の前に停めていたバイクに跨がった。
「じゃあ、奈々ちゃん。気を付けてね。」
「はい。ありがとうございます。」
あたしは一礼をすると竜の後ろに跨がった。
「行くぞ。」
竜がそう言ったから、あたしは竜のお腹に腕を回した。
「うん。」
あたしが頷いたと同時にバイクは倉庫へと向かった。