bloody mary








「「は?」」


マリーとアンジェラの声が再び揃った。

二人にガン見された菜々が、オロオロしながら新たな爆弾投下ボタンを押す。

ハイ、ポチっとな。


「え…? あの…あの…
16になったンデス… 今日…」









「「はぁぁぁぁぁ???!!!」」


なんてステキなハーモニー。

マリーとアンジェラの声は空気を震わせ、リビングどころか家中に響き渡った。

ガタ───ン!!


「ナニ、ソレ?!」


椅子を倒して立ち上がったアンジェラが吼えた。

ぴょこんと飛び上がった菜々が胸の前で手を組んでガタガタ震えだす。


「あの… あの…
ゴゴゴメナサ…」

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