bloody mary
軽い口調。
いつも通りの皮肉な笑み。
だが、冗談なんかじゃない。
アンジェラは、声を荒げてマリーに訴え…
「モーガモガ!! モガっモー!!
(わかってねーって、ちゃんと聞け、的な)」
…
訴え…られてンの?コレ。
「まぁまぁ。
俺の言い訳も聞けよ。」
「ムゥゥ…」
「あのクズ、な。
ジャンキーになってたわ。」
「んム??!!」
アンジェラの訴えがマリーに届いているのかどうかは不明のまま、会話(?)は新たな展開を見せた。
ジャンキー…
つまり、麻薬中毒者。
「ムガモ?
(確かか?的な)」
「あぁ、目ェ見りゃわかる。
向こうにゃゴロゴロいたしな。
で、アイツらがヤク欲しさにどんなコトやらかすかは、おまえも知ってるハズだ。」
「…」
あぁ、知ってるよ。
アイツらはなんだってやる。
窃盗、強盗、殺しだって…