bloody mary
「でも、おまえさー…
モンゴロイドにしてはイイ顔してるし、イイ身体だし…
その… 気になってたっつーか…
俺の性奴隷にしてやっても…」
ハイィィィィィ??!!
ナニコレ?! ナニコレ?!
オメェがソッチの住人かー??!!
貞操の危機を前に、一気に膨れ上がった俺の殺気を感じ取ったのか、バカ息子は微妙に下手に出てきた。
「いやいや。
奴隷ってのは、建て前だから。
世間体っつーか…
俺の思想に反するっつーか…
でも俺は、人種の壁を打ち壊す愛の存在を知ったンだ!」
お─────い??!!
白人至上主義捨てちゃったー!!
思想を凌駕しちゃったー!!
本気の恋♂×♂だ─────!!
「よせ、近寄るな。
おまえの勘違いだ。」
ジリジリ後退する俺。
「大事にするから。
愛してるから。
奴隷として仕えろ。」
上からなんだか下からなんだかよくわからないセリフを囁きながら、ジリジリ迫るバカ。
さぁ、どーする?俺。
ココでバカを殴り倒して、逃げることは簡単だ。
だが、その後は?
バカのストーカー化?
それとも‥‥‥報復?