月灯りに照らされて
翌朝、6時ぴったりに、三枝さんがやって来た。

「おはようございます。」

「おはよう。ごめんね。」

「いいえ、私で良ければ。でも、私からとは言わないでくださいね。」

「うん、解ってるよ。」

「じゃー、これが朝のサンドイッチで、昼食はこっちのお弁当です。
 こっちのおにぎりは、夕食分になりますから。12月なので
 痛む心配はないと思いますから。後このタッパーは、はちみつ
 レモンです。それと、これが薫の好きなお茶です。こっちが
 コーヒーで、こっちが紅茶になります。全部、貼ってありますから
 間違えないようにしてください。」

「ありがとう、助かるよ!また、明日、頼むね!」

三枝さんは、そう言いながら、車を走らせた。

さて、明日のお弁当は、何にしようかな・・・?
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