月灯りに照らされて
翌朝、6時に翼が迎えに来た。

一樹とは、東京駅で待ち合わせることになったいた。

朝早いし、食欲もなく、新幹線に乗ってから、何か食べればいいかと
ぎりぎりまで寝ていた。

「おはよう」

「「おはよう」」

やけに一樹の荷物が多くて、機嫌が良い!

「お前、とうとう頭に来たか?」と、翼が言うと

「まぁね!それより、早く乗ろうぜ!」

「ちょっと待った。俺、朝飯買ってくるわ」俺は、売店に向かおうとすると

「薫、大丈夫、持ってきたから。心配すんなって。」

「「・・・・・・どうした・・・・」」

「さぁー乗ろう!今日も頑張るぞ!」

一樹が可笑しい・・・・。気が触れたか・・・。

新幹線乗って、一樹が、朝飯を取り出した。

俺にはお茶を淹れてくれて、サンドイッチを三人分取り出した。

「「「いただきます」」」

「んっ・・・・・・一樹・・・・お前・・・」

「おっと、薫、何も言うな。言えば終わりだ・・・・」

三人とも黙って、黙々とサンドイッチを食べた。

翠の味だった。お茶も翠の入れてくれてたお茶だった。

「「「美味しかったな」」」」

三人は、何も言わずに、食事を終えた・・・・。
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