月灯りに照らされて
「でも、翠ちゃんの事だから、受けてくれたでしょ!」
「確かに・・・。」
「一樹が、選挙が終わったあと、喜んで報告してくれたよ。
翠ちゃんから作って貰ったお弁当から始まって、それから毎日の
差し入れ、最終日の稲荷ずしに、投票日のお弁当の話まで、
それに後援会のおばちゃま達の苦情の話から、一樹の持って行った
差し入れが、翠ちゃんの心遣いだって、おばちゃま達も解っていたって。」
「えっ、皆さん解っていたんですか?」
「だって、翠ちゃんは知らないだろうけど、君は、後援会の中で、
アイドルだったんだよ。川崎なんか、会長の奥さんに詰め寄られた
らしいぞ。今回、翠ちゃんは来ないのか!ってね。」
「えっ、後藤さん、そんな事言ったんですか・・・誰にも解らないと
思ったんですけどね・・・・はぁー・・・」
「いいんじゃない、薫の奥さんは役に立たなかったらしいよ。
性格は良いらしいけど、政治家の妻には向かないって、あの
後藤さんが、はっきり薫に意見したらしいよ。終いには、
これからの事も考えた方が良いって!」
「そんな・・・・」
「でも、これは、二人の問題だからね!」
「そうですね。私は、ただ薫が幸せになってくれれば、
薫が、心癒せる家庭を作ってくれれば、それで良いんです。」
「そうだよね・・・。薫も俺もイメージで、対応されると
ほんと困るんだよね・・・。その辺は俺より、薫の方が酷いよな!」
「クスクスッ、本当に、見た目は王子様なのに、中身は
「「甘えん坊の泣き虫」」
「「ハハハッ」」
「だからこそ、本当の薫を支えてくれる人と一緒に、
幸せになって欲しいんです」
「ん・・・そうだな。ところで翠ちゃん、彼氏は?」
「いません。それこそ、薫との付き合いが濃すぎたので、暫くは
無理です。」
「ハハハッ、そうだな。あんな我儘な奴、居ないもんな!」
「確かに・・・。」
「一樹が、選挙が終わったあと、喜んで報告してくれたよ。
翠ちゃんから作って貰ったお弁当から始まって、それから毎日の
差し入れ、最終日の稲荷ずしに、投票日のお弁当の話まで、
それに後援会のおばちゃま達の苦情の話から、一樹の持って行った
差し入れが、翠ちゃんの心遣いだって、おばちゃま達も解っていたって。」
「えっ、皆さん解っていたんですか?」
「だって、翠ちゃんは知らないだろうけど、君は、後援会の中で、
アイドルだったんだよ。川崎なんか、会長の奥さんに詰め寄られた
らしいぞ。今回、翠ちゃんは来ないのか!ってね。」
「えっ、後藤さん、そんな事言ったんですか・・・誰にも解らないと
思ったんですけどね・・・・はぁー・・・」
「いいんじゃない、薫の奥さんは役に立たなかったらしいよ。
性格は良いらしいけど、政治家の妻には向かないって、あの
後藤さんが、はっきり薫に意見したらしいよ。終いには、
これからの事も考えた方が良いって!」
「そんな・・・・」
「でも、これは、二人の問題だからね!」
「そうですね。私は、ただ薫が幸せになってくれれば、
薫が、心癒せる家庭を作ってくれれば、それで良いんです。」
「そうだよね・・・。薫も俺もイメージで、対応されると
ほんと困るんだよね・・・。その辺は俺より、薫の方が酷いよな!」
「クスクスッ、本当に、見た目は王子様なのに、中身は
「「甘えん坊の泣き虫」」
「「ハハハッ」」
「だからこそ、本当の薫を支えてくれる人と一緒に、
幸せになって欲しいんです」
「ん・・・そうだな。ところで翠ちゃん、彼氏は?」
「いません。それこそ、薫との付き合いが濃すぎたので、暫くは
無理です。」
「ハハハッ、そうだな。あんな我儘な奴、居ないもんな!」