月灯りに照らされて
再び
今日は、日曜日。

翠は、朝起きた時には、すっかり昨夜の悪夢が、頭の中から消えていた。

今日は、ランチタイムから、夜、最後までのバイトで、朝から気合を入れて
支度をし、バイト先に向かった。

「おはようございます!」

「「「おはよう」」」「今日も元気だなー、翠ちゃん!」と、

オーナーの石川さんが声をかけてきた。

「はい、オーナー、おはようございます。今日もよろしくお願いします」

「うん、頑張ってね!今日は、夕方から、何組か予約も入っているから
 1組は、工藤さんで個室になるからね!」

「はい」と、返事をして、早速仕事にかかった。

今日は、日曜日のせいか、ランチは家族連れが多かった。

休憩時間になり、皆で賄を食べ、その後夕方からの店の準備に入った。

夕方のオープンの時間になり、早速お客様が入って来た。

夕方からも、客入りは順調で、7時になると、個室を予約した工藤様が
お見えになった・・・。

「いらっしゃいませ・・・工藤様、お待ちしてました。」

「こんばんわ・・いいかな?」

「はい、どうぞこちらへ」と、お客様を案内した。
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