月灯りに照らされて
10分後、
「すみません!」と、橘 薫が店に戻って来た・・・・。
「はい、こちらでよろしいですか?」
「あっ、これこれ、大事なペンなんだ・・・ありがとう」
「どういたしまして」と答えると、オーナーが
「翠ちゃん、上がって良いよ!」
と、声をかけてくれて翠は一瞬、ギョッとした。
「あがるの?」
「はい、帰ります。」
「・・・・じゃー、送ってくよ!店の前で待ってる・・」と、言い終わると
人の返事も聞かずに、薫は店を出て行った・・・。
断ろうと思ったのに・・・・仕方ないか・・諦めモードの翠だった。
************************
「お待たせしました」翠が、外に出ると
「へぇー、昨日とまた違った雰囲気だね・・・」
そりゃーそうだ・・・。今日は、出かけるつもりもないので
ジーンズにTシャツにカーデガンと言う、ラフな恰好である。
正直、自分の生活能力を考えると、お洒落にまで手は回らない・・・。
そんな事を思いながら、翠は、つっけんどんに
「いつも、こんな感じですよ。所詮しがない学生ですから・・・・。」
「そうか・・。この後予定は?」
「帰って、寝ます。疲れましたから・・・・・」
まだまだ続く攻防戦。
「じゃー、大丈夫だな!よし、飲みに行こう!」
「えっ、ちょっと待ってください。私、帰るって言いましたよね!?」
「うん、でも俺は予定はないの?って聞いたんだから、帰って寝るのは
予定ではないでしょ!さぁー行くよ!」と、無理やり腕を引っ張られ
ほどなく近くのバーに連れ込まれた・・・・。
「すみません!」と、橘 薫が店に戻って来た・・・・。
「はい、こちらでよろしいですか?」
「あっ、これこれ、大事なペンなんだ・・・ありがとう」
「どういたしまして」と答えると、オーナーが
「翠ちゃん、上がって良いよ!」
と、声をかけてくれて翠は一瞬、ギョッとした。
「あがるの?」
「はい、帰ります。」
「・・・・じゃー、送ってくよ!店の前で待ってる・・」と、言い終わると
人の返事も聞かずに、薫は店を出て行った・・・。
断ろうと思ったのに・・・・仕方ないか・・諦めモードの翠だった。
************************
「お待たせしました」翠が、外に出ると
「へぇー、昨日とまた違った雰囲気だね・・・」
そりゃーそうだ・・・。今日は、出かけるつもりもないので
ジーンズにTシャツにカーデガンと言う、ラフな恰好である。
正直、自分の生活能力を考えると、お洒落にまで手は回らない・・・。
そんな事を思いながら、翠は、つっけんどんに
「いつも、こんな感じですよ。所詮しがない学生ですから・・・・。」
「そうか・・。この後予定は?」
「帰って、寝ます。疲れましたから・・・・・」
まだまだ続く攻防戦。
「じゃー、大丈夫だな!よし、飲みに行こう!」
「えっ、ちょっと待ってください。私、帰るって言いましたよね!?」
「うん、でも俺は予定はないの?って聞いたんだから、帰って寝るのは
予定ではないでしょ!さぁー行くよ!」と、無理やり腕を引っ張られ
ほどなく近くのバーに連れ込まれた・・・・。