月灯りに照らされて
帰ると、早速、薫は、お義父さんに報告をしていた。

お義父さん達の喜びようが凄くて、二人で、すぐにマンションに
駆け付けた。

私も、茜さん電話をし、陽菜にも連絡したら、二人とも大喜びだった。

陽菜も、だいぶ大きなお腹をしていて、今では、歩くのもキツイらしく
一樹さんが戻って来たら、一緒に来ると言ったいた。

************

「「おめでとう。」」

橘の両親が、すぐに来た。

「しかし、双子とは、また大変だな!翠ちゃん、躰に気を付けてね」

お義母さんの言葉に、嬉しくなった。

「はい、これから、色々と教えてください。一人でも大変だと
 思うのに、二人だと、もっと心配です・・・」

「そうよね!万が一の事もあるから、薫、この際、帰って来たら
 どう?」

お義母さんが、突然、同居を言いだした。

「そうだな、2階を全面的に、リフォームして、お前たちの寝室と
 子供部屋を作ったらどうだ?」

お義父さんも、乗り気になり、リフォームまで提案してきた。

「うーん、そうだなー。考えてみるよ。確かに二人だと
 ちょっと考えてしまうなぁー・・・・」

確かに、二人を、面倒見るのは、正直、自信がなかった・・・。
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