月灯りに照らされて
side 翼

沙織と神崎さんの所で飲み、その後タクシーに乗って、送るつもりで
いたが、かなり飲んだ沙織は、タクシーの中で寝てしまい、結局、
俺のマンションに連れてきた。

部屋に入ると、自分から服を脱ぎ棄て、下着姿になって、ベットに
潜り込んだ。

そして、俺は、さすがに酔った女を抱くつもりはなく、ソファーで
寝ようかと思い、寝室に毛布を取りに行くと、沙織が、シクシクと
泣いていた。

俺は、沙織の元に行き、

「沙織、大丈夫か?」沙織に声をかけるが、返事がなく、もう一度

「沙織、大丈夫か?苦しくないか?」と、再度声をかけると

沙織が突然、『ガバッ』と起き上がり、そして俺に抱きついて

「私がイケないから、だめっだたの?」

「私が、博を拒んだから駄目だったの?」

と、泣きながら話始めた。

俺は、沙織の背中を撫でながら、自分の分身が元気になるのが解った。

「ねぇー、抱いて。お願い・・・」

その時、俺の中の理性が吹っ飛んだ。

その後、沙織を何度も快感を与え、沙織は、狂ったように快感に
溺れた・・・。

沙織が悪いんじゃなく、男のテクニックがなかっただけで、
俺が、沙織の中に入ると、それは、それは気持ちよく、今までに
感じたことがない高揚感に襲われた。

薫と一樹が、セックスにも相性だあるんだ!と、よく言っていたが
沙織とのセックスで良く解った。

俺は、いつの間にか、沙織を抱きつぶすほど抱いてしまい、
翌朝にも抱き、結局その日は、夕方まで沙織は復活出来なかった。

それでも、その日のうちに、告白し、俺達は付き合うことになった。

そして、数か月ののち、沙織に子供が出来て、俺達は、結婚した。

沙織・・・愛しているよ
                      翼
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