月灯りに照らされて
それから、なかなか薫と翠の時間が合わず、アパートに来てから
2週間たって、やっとお互いの時間が取れ、その日は、薫の
マンションに行くことになった。

薫のマンションは、2LDKのマンションで、部屋は寝室と仕事部屋に
別れていたが、リビングやキッチンは、広々としていて、キッチンは
使いやすそうだった。

「やっと、翠に会えた・・・。」と、言って、薫は翠を抱きしめた。

そして、薫は、翠の唇に、薫の唇をそっと重ねた。

「翠に、触れたくて、仕方なかった・・・。」と、今度は、深いキスで
私が息が出来ずにいると、

「翠、鼻で息して・・」と、耳元で囁かれ、その声を聞いただけで
翠の躰の中心が、疼くのがわかった・・・。

その時、私の口の中に、薫の舌が入って来て、私の口の中を、思う存分
動き廻り、翠は、キスだけで、息が上がり、足元から崩れそうになった。

倒れそうになった翠を、薫は抱きかかえて、そのまま寝室へ移動した。

薫は、優しく翠をベットの上に降ろし、翠に覆い被さった・・・。

「翠、良い?」と、薫は不安そうな顔で聞いてきた・・・翠は、小さく
頷いて、今度は、翠からキスをした。

薫は、笑顔になって、翠に再びキスを、深いキスをした。

そして、薫の手は、翠の頬や頭を撫で、そして、唇は、耳から
鎖骨へとキスを落していく。

気が付いた時には、着ていたブラウスとスカートは脱がされ、下着姿に
なっていた・・・。余りの恥ずかしさに両腕で胸元を隠し、
赤ちゃんのように丸まっていた・・・。
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