月灯りに照らされて
幸せな日々
大学に行くと、陽菜が声をかけてきた。

「翠、おはよう!」

「おはよう、陽菜。」

「今日、一緒にお昼食べよう!」

「うん、良いよ。じゃー食堂で待ってるね」

陽菜とは、同じ大学の同じ学部だが、ゼミが違い、3年になってからは
時間が合うことが少なくなった。

今日は久しぶりに、ランチが出来る。それを楽しみに午前中を過ごした。

******************

「お待たせ・・・待った?」と、陽菜が走って来た。

「ううん、大丈夫よ。さぁー食べましょ!」

「うん。頂きます。」と、二人で食堂の日替わりランチを食べ始めた時

「ねぇー、翠、最近好きな人が出来たでしょ!?」

「んぐっ、・・・きゅ・急に、何言い始めるのよ・・」

「だって、最近の翠、ますます綺麗になって来てるんだもの。早く
 聞きたかったんだけど、なかなか時間が合わなくて、話が出来なかった
 じゃない。やっと今日は、話が聞けると思って、楽しみにしてたのよ。」

「陽菜ったら・・・ハァッー、いるわよ、好きな人。ちなみに
 付き合ってる・・・・。」

「えっ、誰・・・私の知っている人?」

「うん、覚えているかな・・・橘 蓮の弟の薫を・・・・」

「えっ、あのイケメン・・・・・」

「イケメンって・・・陽菜らしいけど・・・そうよ」

「いつから・・・・」

「陽だまりの打ち上げのあった、次の日、偶然バイト先に来て
 その日、バイト終わってから、二人で飲みに行って、その時に
 言われて、付き合うことにしたの・・・・」
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