月灯りに照らされて
橘家の真実
side 薫

今年のクリスマス、25日は、仕事があって、翠と過ごせないが
24日は、一緒に過ごせるから、翠をホテルのレストランでも予約して
そのまま宿泊しようかと考えたが、翠は、マンションで過ごそう!
と、言ったため、マンションで過ごすことにした。

俺は、ケーキを用意し、クリスマスプレゼントは、腕時計にした。

本当なら、一緒の時を刻みたいが、多分それは出来ない。
それなら、この時計を見るたびに俺を思い出して欲しくて・・・・
それに、再来年は、就職もするから、仕事をする以上、時計は
あった方がいいだろうと思い、腕時計をプレゼントに選んだ。

「お疲れ様でした・・・」と、仕事場を後に、ケーキを受け取り
俺は、急いでマンションへ帰った。

「ただいま、みど・・・・・」翠の恰好をみて、俺は固まった。

可愛い、サンタのミニスカート。しかも、胸元は、ぱっくりと
えぐれていて、胸の谷間が良く解る・・・・俺の理性がぶっ飛び
分身が反応した。

『早く、翠の中に入れろ』と、言っている・・・・。

翠に、怒られたが、我慢できず、ソファーに翠を押し倒し
その場で、服を脱がさず、胸は取り出し、パンツを脱がせ
あられもない姿の翠を、欲望のまま抱いた・・・・。

『翠ちゃん、僕は、すっごく興奮したんです!』このまま抱きつぶしたい
衝動に駆られながらも、グッと我慢し、1回でやめた。

その後、翠の作ったご飯を食べ、まったりとしている時に
プレゼントを、お互いに渡したら・・・・・・

言葉が詰まった・・・。二人で同じ事を考えていて、それも
全く同じ時計だった。

ここまで来ると、運命だ!本当にそう思った・・・。

それから、年末年始は、実家の行事が多く、俺はマンションへは
帰れないので、翠に寂しい思いをさせるが、仕方なく実家に
帰った。







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