月灯りに照らされて
蓮に子供が望めない以上、後継ぎがいなくなる・・・・。
それならと、同じ大学生だった俺に、後を継ぐように言われた。
前の俺なら、何も考えずに適当に、親が選んだ相手と結婚し
とりあえず子供さえ作ればいいか!と、思っていたのだが
翠に出会ってからは、翠以外の女を抱く気になれない・・・・。
多分、翠以外の女が子供を産んでも、可愛がることが出来ないと思う・・・
重症だな・・・・俺の人生から翠が居なくなったら、生きていけない
とさえ思える自分が、笑える・・・・・。
そんな複雑な思いを抱きながら、俺は、年末を過ごし、年が明けた元日
家族4人でお節を食べ始めた時に、親父が爆弾を落とした。
「皆、俺は、次の選挙には出馬しない事にした」
「「「えっ・・・・・」」」
「あなた、どうしたんですか、急に」
「親父、何でだ・・・・・出馬しないって・・・」俺とお袋とで
親父に詰め寄ると、
「前から考えていた。薫も、だいぶこの世界を解って来ているし
そろそろ、美奈子と別の人生も良いかな!?って思ったんだ。
美奈子には、苦労を掛けたし、俺達は、政略結婚だったが
俺は、相手が美奈子で良かったと思っている。」
「あなた・・・・・」
「「・・・・・・・・・」」俺と蓮は、何も言えなかった。
確かに親父達は政略結婚だったが、仲が良くて、今でも一緒に
手を繋いで寝ているらしい!?
お袋は、もともとお嬢様で、家事なんかやったことがなく、箒も
持ったことがなかったそうだ。
それなのに、政治家の妻になって、選挙運動の時は、裏方を仕切り
挙句は、選挙運動を手伝ってくれる人たちの賄を作ったり、
泊まり込みで働いてくれてる人たちの、身の回りの世話をしたり
と、180度生活が変わった。
それでも文句一つ言わず、親父について来たのだ・・・・・。
それならと、同じ大学生だった俺に、後を継ぐように言われた。
前の俺なら、何も考えずに適当に、親が選んだ相手と結婚し
とりあえず子供さえ作ればいいか!と、思っていたのだが
翠に出会ってからは、翠以外の女を抱く気になれない・・・・。
多分、翠以外の女が子供を産んでも、可愛がることが出来ないと思う・・・
重症だな・・・・俺の人生から翠が居なくなったら、生きていけない
とさえ思える自分が、笑える・・・・・。
そんな複雑な思いを抱きながら、俺は、年末を過ごし、年が明けた元日
家族4人でお節を食べ始めた時に、親父が爆弾を落とした。
「皆、俺は、次の選挙には出馬しない事にした」
「「「えっ・・・・・」」」
「あなた、どうしたんですか、急に」
「親父、何でだ・・・・・出馬しないって・・・」俺とお袋とで
親父に詰め寄ると、
「前から考えていた。薫も、だいぶこの世界を解って来ているし
そろそろ、美奈子と別の人生も良いかな!?って思ったんだ。
美奈子には、苦労を掛けたし、俺達は、政略結婚だったが
俺は、相手が美奈子で良かったと思っている。」
「あなた・・・・・」
「「・・・・・・・・・」」俺と蓮は、何も言えなかった。
確かに親父達は政略結婚だったが、仲が良くて、今でも一緒に
手を繋いで寝ているらしい!?
お袋は、もともとお嬢様で、家事なんかやったことがなく、箒も
持ったことがなかったそうだ。
それなのに、政治家の妻になって、選挙運動の時は、裏方を仕切り
挙句は、選挙運動を手伝ってくれる人たちの賄を作ったり、
泊まり込みで働いてくれてる人たちの、身の回りの世話をしたり
と、180度生活が変わった。
それでも文句一つ言わず、親父について来たのだ・・・・・。