蜜愛シンドローム ~ Trap of Kei 2 ~
「あっ、あ……ぁあああっ……」
頂点に飛ばされるとともに、体の中がぐっと収縮し熱い液体が体の奥から溢れ出す。
朦朧とした頭で胸を上下させる絢乃の耳に、蕩けそうな囁きが忍び込む。
「……好きだ」
「……っ、慧兄……」
「この世の何と引き換えにしても……、お前だけは離さないよ、アヤ……」
慧の熱い囁きに、絢乃の瞳が潤んでいく。
絢乃は衝動のまま、慧の裸の腰に腕を回した。
熱く固いものが絢乃の潤んだ部分に触れ、その感触に体が戦慄く。
「……入れて」
「っ、アヤ……」
「ひとつになりたいの、……お願い、慧兄……」
と絢乃が囁いた、その瞬間。
慧の瞳がくっと大きく歪んだ。
背をシーツに押し付けられ、足をぐっと大きく開かれる。
そして。
「っ、ぁあ――――っ!」