蜜愛シンドローム ~ Trap of Kei 2 ~




熱い杭が絢乃の体の中に一気に侵入した。

慧はそのまま切羽詰まった表情で絢乃の腰を捉え、強引に抱き寄せた。

抵抗する間もなく奥を抉られ、激情を叩きつけられる。


「……っ、慧に……、あぁっ」

「……ごめん、アヤ。今日は優しくできないかもしれない」

「……っ……」

「もう迷わせない。おれから離れられないようにしてあげるよ。……一生逃がさない」


熱に狂った慧の言葉が絢乃の耳を焼く。

慧の想いが、深く熱い情熱が、絢乃の理性を押し流していく。

――――残ったのは、慧が愛しいという気持ちだけ。


繋がった部分から、耐えられないほどの快楽が溢れ出す。

絢乃は目を閉じ、熱い波に身を任せた……。



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