蜜愛シンドローム ~ Trap of Kei 2 ~
慧は絢乃からの初めてのキスに、頭が真っ白になるのを感じた。
……何も考えられない。
絢乃はまるで雛が親鳥に餌をねだるように、何度も啄むようにキスをする。
裸の肩に黒髪を散らしてキスするその仕草は、壮絶なまでに可愛く、そして色っぽい。
「――――っ、アヤ……」
慧の胸に一瞬で炎が広がる。
……もう、耐えられそうにない……。
慧は絢乃を抱きしめ、強引に口づけた。
絢乃の甘い喘ぎ声が慧の耳を溶かしていく。
絢乃の足の間に指を伸ばすと、潤んだ部分が慧を迎え入れるかのようにひくりと動いた。
その動きに、濡れた白い肢体に、慧の腰に血が集まり始める。
滾ったものをゆっくりと押し込むと、絢乃は悦びの声を漏らした。
その声に煽られ、慧は動きを速めていく。
繋がった部分から快楽が溢れ、二人絡まりあったまま夜の底に堕ちていく。