晴れ時々毒舌2
若い男は、息子だから困ってましたね。
しまいには、僕は、そんなのだから結婚出来ないとかね…
僕は、取り合わなかったんですが、あまりにひどいの聞いてて炊事のおばちゃんが一喝しましたよ。
炊事のおばちゃんは、沖縄の人ですが本土でも暮らしてて料理もうまかったですよ。
僕とはやはり付き合い長くて仲良しでしたね。
根性座ってて飲んでグダグダいってんじゃないよと怒りました。
機械屋の親父もさすがに黙りましたね。
それを後で聞いた沖縄のおじーは、機械屋の親父に堂々と現場のミーティング中に文句があるならあんたが掘れば良いと言ったんです。
普段は冗談ばかり言ってる人がきちんと言うと迫力ありますよ。
機械屋の親父は、元々掘削した事ないんですよ。
一気に今まで調子に乗ってたのが、ご機嫌とりモードに変わりました。
最後に空港で別れる時もその親父だけは僕に挨拶無しでした(笑)
恨んでたようですが、そりゃ筋違いですよ。
それと沖縄のおじーは、返還の動乱を生き抜いて来てるんですよ。
沖縄の返還の動乱は、本土の若い僕たちには、分からない凄まじい物が、あったんです。
そういう動乱を生き抜いて来て真面目にやってる人をなめたらひどい目に会います。