エリート外科医の甘い独占愛

自宅に送り届けてもらったのは、深夜の1時を過ぎた頃だった。

あれから何度も携帯の着信を確かめてはいたけれど、卓志からは何の連絡もなかった。

「卓志、メールくらいしてよ」

今、卓志は何をしているのか、彼女は私と伊崎先生のついた嘘を信じたのか――そんな答えの出ない押し問答を続けていたら、それから一睡もできなかった。



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