そして紅く染まっていく


「亜柚……か、翔せんぱ


「あ!私用事思い出した!だからここで!」




またね、と言って走っていってしまった


亜柚……





亜柚のこと心配なはずなのに、なぜか亜柚にむかついた




先輩のこと忘れるために水野を利用しないで

そんなので付き合うの、やめてよ




そんなことを思ってしまった



亜柚が悪いんじゃない


でも、分かんないっ



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