学童野球物語
僕は高橋真(たかはし まこと)。何で6年生の前で挨拶したかって?それは僕がこれからキャプテンになるからさ。5年生の中で雄太さんや弘樹さんと一緒に試合に出たのは僕だけだぜ。
「頑張れよ!」
弘樹さんが僕にささやく。
港川小学校野球部はもう何年も1回戦敗退が続いていたが、その中で弘樹さんは飛びぬけてうまく、僕達5年生の間ではヒーロー的な存在だった。その弘樹さんがいても1回戦突破は難しく、最後の大会も2-5で敗れた。
「弘樹さん!中学校行っても野球頑張ってください!」
僕は大好きな弘樹さんにそう返した。
「中学では野球やるかわからないけどな」
そう言って来たのが切なかった。
「頑張れよ!」
弘樹さんが僕にささやく。
港川小学校野球部はもう何年も1回戦敗退が続いていたが、その中で弘樹さんは飛びぬけてうまく、僕達5年生の間ではヒーロー的な存在だった。その弘樹さんがいても1回戦突破は難しく、最後の大会も2-5で敗れた。
「弘樹さん!中学校行っても野球頑張ってください!」
僕は大好きな弘樹さんにそう返した。
「中学では野球やるかわからないけどな」
そう言って来たのが切なかった。