夜桜と朧月
あとがき
ここまでお読み頂きまして、誠にありがとうございます。

私はあまりあとがきを書くのが好きではないのですが、以前この小説を公開していてこのようなレビューを頂きました。

『主人公は姉の替わりですか?』というものです。


私の知人に、余命いくばくもなかった人がいまして、その人は自分の弟に自分の妻をめとるよう懇願しました。

最初は二人ともその気でしたが、結局は別々の道を歩いています。

死に行く彼が何を心残りにしたのかは分かりません。


この作品は、彼に対してのオマージュだと考えて下されれば幸いです。


あくまでパラレルに終始した、ただの私の妄想です。



私のこの小説の他に、同じようなテーマを取り扱ったものがありますが、あえてそれとは対照的に書いております。


そちらも合わせてお楽しみ頂ければ恐悦至極に存じます。



2012年7月 初出
2013年7月 移転
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