ナルシ!?俺様!?上等上等!!
自分に似た名前が嬉しかったのか俺の手を取り、ブンブン振り回した。
「わかったから、止めろ。肩痛いんだ」
「わーい!お庭いこ!お庭♪」
俺は落ち着いたガキ…ゆいと手を繋いだまま、病院の庭へと向かった。
「ゆいね、お花の冠作れるんだぁ!ゆう君に作ってあげるー!」
ペタンと座り花を何やらクルクルしだしたゆいを見つめる。
久しぶりに外にでた。
草花に触れて、俺の心はかなり和んでいた。