おうちにかえろう





「じゃーん!これだよこれ!」



戻ってきた入間さんが持っていたのは、筒状に丸まった白い紙だった。


それを、バーンと豪快な音を立ててテーブルの上に叩きつけた。


みんなの視線が、視線とそこに集まる。






「名付けて、“雨宮家の決まりごと”です!」




その紙には、見出しに、“雨宮家の決まりごと”と、確かに書かれていた。


決まりごとって、何だ?



そう思いながらも、気付けば私は、目を凝らしていた。







< 157 / 199 >

この作品をシェア

pagetop