あたしは、あんたのもの。
お決まりのようにパンダのリーダーが髪の毛を掴んであたしの顔を覗き込んだ。
「宗次朗さんに媚を売って相手にされなかったから、今度は果歩さんに近づいたんでしょ?どうやってしたかはわかんないけど、果歩さんはあんたのことがかわいそうで付き合ってあげてるだけなんだから!!!」
そのまま床に投げつけられる。
数人に囲まれて、蹴りやらバットやらで殴られる。
あたしは静かに、ただそれが終わるまで待った。